髪の毛が夕方べたつくのは朝シャンの習慣が原因かも!?

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朝シャンプーするとさらっとするのに、夕方には油っぽい濡れたような前髪になってしまう・・・・
せっかく髪を巻いてもボリュームがなくなってしまったり、不潔な印象を与えていないか心配。

そんな脂っぽい髪のべたつきは、シャンプーをしすぎていることが原因!
髪や頭皮の皮脂を取りすぎることで、逆に過剰に皮脂が分泌されるようになってしまいます。
ベタつくからと朝シャンしていいると、逆にどんどんオイリーな地肌になっているかもしれないのです。

オイリーヘアを改善するには、シャンプーを一日一回、洗浄力が強すぎるシャンプーを選ばず、適度な洗浄力を持ったアミノ酸シャンプーを選んで皮脂コントロールができるようにする必要があります。


1.べたついて油っぽくなる髪の原因と解消法

髪の毛が油っぽく、べたつく原因は、大きくは次の2つが考えられます。

  • 皮脂が過剰に分泌されるようになってしまっている
  • 皮脂残りやヘアオイルの付けすぎ

これらの詳しい原因と解消法をご説明していきたいと思います。

1-1洗浄力が強いシャンプーを使っている

髪がべたつく原因は、あなたの使っているシャンプーかもしれません。
洗浄力が強すぎるシャンプーは、皮脂を過剰に洗い流すため、それを補おうとして、逆に皮脂を過剰分泌するようになってしまいます。

一般的にドラッグストアなどで売られている市販のシャンプーは、硫酸系のシャンプーといって、洗浄力の高いタイプのものが多いのです。
シャンプーのパッケージや容器の裏を見てください。
ラウリル硫酸Naラウレス硫酸Naという成分があれば、硫酸系のシャンプーということになります。

硫酸系シャンプーは、使っていると頭皮の汚れだけでなく、頭皮をまもるために必要な皮脂まで洗い流してしまいます。
そうすると、頭皮が足りない分を補うために過剰に皮脂を出すようになります。

こういったシャンプーは、特に女性には刺激が強すぎるのでできれば使うのを避けたいところです。

1-2.シャンプーのしすぎ

べたつきが気になると、朝にもシャンプーしてさっぱりしようとする方が多いと思いますが逆効果。
一日二回のシャンプーは皮脂の取りすぎになってしまうのです。
洗浄力が強いシャンプーを使っている場合と同じで、どんどんオイリーヘアになっていってしまいます。

どうしても朝のべたつきが気になる場合は、シャンプーは使わず、お湯だけの「湯シャン」にして皮脂を取りすぎないようにしましょう。
お湯の温度にも注意が必要!
熱すぎると皮脂を取りすぎてしまいます。

できれば38℃くらいにするのがベストです。

1-3.食生活の乱れ

食生活の乱れ、特に脂っぽいものばかり食べているとべたつきの原因になります。
中性脂肪が増えてしまうと、過剰な分は外に排出しようとします。
もちろん頭皮の毛穴からも排出されますので、オイリーな頭皮になってしまうのです。

1-4.ホルモンバランスの変化

女性ホルモンは、髪を美しく育てるのに大きな役割を果たしているため、バランスが崩れることで髪にも変化が現れます。
妊娠や出産、加齢によっても女性ホルモンのバランスは大きく乱れます。

髪が急にべたつくようになったというのも、その影響の一つと考えられています。
ストレスによるものもありますし、産後や加齢によるホルモンバランスの変化によるものもあります。

参考

1-5.ヘアオイルの付けすぎ

ホホバオイルなどのヘアオイルを使うと髪の毛がベタベタになってしまうということはありませんか?
ヘアオイルはパサつきを防いだり、ツヤを出すのには最適ですが、意外と使い方が難しいのです。

まず、ヘアオイルの選び方。
オイルによってはべたつきやすいものがあります。
手になじませたときに、スっとなじんでべたっとしないものを選びましょう。

ヘアオイルなどの洗い流さないトリートメントでべたつきにくいものは、以下の記事でご紹介していますので、参考にチェックしてみてください。

↓クリックで移動↓
オススメの洗い流さないトリートメント3選

 
使い方にもポイントがあります。
一気に髪になじませようとすると、べたつきの原因になります。
1、2滴手に垂らして、手のひらに伸ばしてから髪になじませるということを繰り返すことで、量を調整することができます。

猫っ毛など、細くて柔らかい髪質の女性は特にぺたんこ髪になりやすいので、毛先だけなど、気になる部分だけに付けるようにしましょう。

1-6.二日に一回しかシャンプーをしない

一日髪を洗わないと脂っぽくなってしまう・・・

女性に多いパターンで、二日に一回しかシャンプーをしない方も少なくないと思います。
二日目の髪や地肌はベタベタになっていませんか?

頭皮にたまった皮脂は酸化すると落ちにくくなるので、酸化しないようにその日のうちに洗い流してください。
どうしても毎日シャンプーをするのに抵抗があるようでしたら、二日目は「湯シャン」にするなどして、できるだけ汚れを残さないようにしましょう。

1-7.新陳代謝の悪化

ストレスや運動不足による新陳代謝の悪化もベタつきの原因になることがあります。
ストレスや運動不足によって、血行が悪くなったり、ヘアサイクルの乱れなどが起こります。
そうすると新陳代謝が悪くなり、皮脂のコントロールが正常にできなくなるのです。

 
髪のべたつきの原因を説明してきましたが、ここからはベタつきを解消する方法をご紹介していきたいと思います。

2.べたつく髪の解消方法

髪のべたつきを解消するためには、皮脂の過剰分泌を防ぐことと、頭皮を清潔な状態に保つことが必要になります。
詳しい方法を見ていきましょう。

2-1.食生活を見直す

油っぽい食事をしていることで頭皮がべたつきやすくなります。
ですから、食事はヘルシーなものにするようにしましょう。

油の使われたお菓子も注意が必要!
ポテトチップスなどは、かなり油が使われているんですよ。

2-2.適度な運動をする

運動をすることで血流の改善やストレスの解消ができます。
新陳代謝を正常にして、頭皮環境を整えましょう。

2-3.アミノ酸シャンプーを使う

適度な洗浄力を持ったシャンプーとしては、アミノ酸シャンプーがあります。
必要以上に皮脂を取り除きませんし、地肌にも優しい低刺激なシャンプーです。
適度な洗浄力のシャンプーは、皮脂を適度に残すことができるので、使い続けているうちに皮脂量が正常になり、べたつかない髪にすることができるのです。

アミノ酸系の中でも、ふんわり仕上がるタイプのものがおすすめ。
どういったシャンプーがあるかは、でご紹介しています。

>>ふんわり系シャンプーを3つ厳選

 
アミノ酸シャンプーは、市販のシャンプーに比べると洗浄力が弱いため、うまく使わないと皮脂や汚れが残って、べたつきが改善しないことがあります。
ですが、「予洗い」をしっかりすることでよく泡立ち、汚れを落とすことができます。

「予洗い」とは、シャンプーの前にお湯だけで汚れをしっかり落とすことです。
シャンプー前のすすぎをしっかりすることで、実は7割くらいの汚れを落とすことができます。
時間の目安は2、3分です。

予洗いができたら、次はアミノ酸シャンプーで髪と頭皮を洗っていきます。
シャンプーをするときは、髪より頭皮を洗うイメージでしましょう。
頭皮マッサージをする感覚で洗っていくと効果的です。

髪のぬめりがなくなるまで、そして頭皮の洗い残しがなくなるまでしっかりすすぎましょう。
意外とすすぎが大切なのです。

意識していないとすすぎ残している部分がある方が少なくありません。
すすぎも2,3分かけてしっかり流していきましょう。

べたつきが気になっている状態なら、リンスやトリートメントは使わない方がいいでしょう。
リンスやトリートメントは油分を補うことになるので、べたつきの原因になります。

2-4.頭皮クレンジング

酸化した皮脂はニオイの原因にもなりますし、頭皮がベタベタで髪がパサパサな状態になることも。
酸化した皮脂が毛穴に詰まってしまっている場合は、頭皮クレンジングで解消しましょう。

ですが、強い洗浄力を持ったクレンジングシャンプーはあまりオススメできません。
地肌のケアも考えるなら、オイルクレンジングや炭酸クレンジングがおすすめです。

最近では自宅で美容室レベルの炭酸オイルクレンジングができるものもありますので、どんなものがあるかチェックしてみてください。

>>おすすめのクレンジングシャンプー

 

2-5.あぶらとり紙、ドライシャンプー

ここまでで紹介した方法は、皮脂の過剰分泌を正常に戻す方法でしたが、すぐには改善しません。
改善するまでの対策方法としては、べたついてきたら皮脂を取るしかありません。

ひとつは、あぶらとり紙やキッチンペーパーなど、油をよく吸うもので頭皮を優しく拭いて油分を取る方法です。

もう一つはドライシャンプーを使う方法。
水が必要ないシャンプーで、スプレーして軽くタオルで拭き取るだけで、皮脂が取れて頭皮がスッキリします。
運動して汗をかいた後に使うのもいいかもしれませんね。

3.べたつきとシリコンの関係

シリコンが原因で髪がべたつくこともあります。

ですが、リンスやコンディショナーなどのインバスで使うものの場合、普通にすすぎをしていれば、気になるようなベタベタした状態になることはほとんどないでしょう。

シリコンが原因でべたついている場合の多くが、洗い流さないトリートメントを使っている場合です。

シリコン入りのアウトバストリートメントを付けすぎてしまうと、皮脂も吸い付けてしまってべたつきやすくなってしまいます。

蓄積してしまったシリコンを除去するには、アミノ酸系などの低刺激なシャンプーではなかなか落ちないかもしれません。

クレンジングシャンプーを使うか、洗浄力が強いラウレス硫酸Naなどが配合されたシャンプーを使ってシリコン除去をしてみてください。

ただし、洗浄力の強いシャンプーを使い続けると、それもべたつきの原因になりますので、シリコン除去後はシリコン入りの洗い流さないトリートメントを使わないようにしましょう。

4.べたつきとフケ、臭い、かゆみとの関係

髪や頭皮がべたついている状態は、皮脂が過剰な状態です。

皮脂が多すぎると、マラセチア菌などの雑菌が繁殖し、フケやかゆみの原因になります。
また、酸化した皮脂は臭いを発しますし、毛穴に詰まれば薄毛の原因にもなります。

頭皮がベタついた状態は、頭皮環境が正常ではないので、さまざまな問題が起こるのです。

こういった問題を解決する方法は、以下の記事に書いていますので、こちらも参考にしてみてください。

5.まとめ

髪の毛がベタベタになる原因は、意外にもシャンプーのしすぎや洗浄力の強いシャンプーを使っていることにあります。
しっかり皮脂を洗い流していたつもりが、逆効果になっているという場合が多いのです。

女性の場合、二日に一回しかシャンプーをしない方も多いと思いますが、できるだけ毎日しましょう。
その場合も、アミノ酸系などの低刺激なシャンプーを使えば、パサつきやダメージの心配も少なくなりますよ。

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