朝起きて寝癖ではねてしまった髪って、なかなかスタイリングで直らないですよね。
そんな憂鬱な髪の毛の外ハネ問題を解決するための方法をお教えします。
予防として一番いいのは、シャンプーを変えてはねない髪質にしてしまうこと。
どんなシャンプーがいいのか、その選び方もご紹介します。
それでは、順番に見ていきましょう!
外ハネの原因は髪の乾燥
はねてしまう原因で最も多いのが髪の毛の乾燥です。
お風呂上りの髪は水分を吸っているので柔らかくなっていて、割とまとまっているのではないかと思います。
ですが、乾燥した髪は硬くなってしまって、一度ついてしまったクセはなかなか元には戻りません。
眼鏡に当たって外側にハネた状態で固まってしまったり、肩くらいのかみの長さだと、肩に当たってハネた状態で固まってしまったりします。
寝ている間に、枕に水分を吸収されるなどして、朝には乾燥して寝癖がついてしまうこともあるでしょう。
スタイリングで、しっかり濡らして水分を含ませると元に戻りますが、朝スタイリングしたのに夕方にはハネてきてしまうのは、やはり時間が経ってだんだん乾燥してきてしまったからです。
1-1.キューティクルがはがれているとハネる
傷んでキューティクルがはがれてしまった髪は乾燥しやすい状態になっています。
キューティクルが正常な状態であれば、しっかり閉じていて内側の水分を外に逃がさないようにしてくれています。
キューティクルがはがれてしまっていたり、めくれあがって開いた状態のままだと、内側の水分がどんどん外に逃げて乾燥しやすくなってしまうのです。
乾燥すると髪が硬くなり、ハネやすくなるのです。
キューティクルがダメージを受ける原因は様々あります。
- 洗浄力の強いシャンプー
- パーマ、カラーリング
- ヘアアイロン、コテ
- ドライヤーの熱ダメージ
- タオルやブラシでの摩擦
- 紫外線
こういったダメージの原因に普段から気を付けておくことが必要です。
特に、シャンプーは毎日使うものですから、髪に優しいものを選ぶことが大切です。
1-2.はねないシャンプーの選び方
CMでよく見る有名なシャンプーの多くが、洗浄力が非常に高い硫酸系の洗浄成分を使っています。
硫酸系のメリットは、安くてしっかり洗えることですが、必要な皮脂まで洗いながしてしまうために、乾燥の原因になってしまうのです。
はねない、しっとりまとまる髪になるためには、シャンプー選びが大切になります。
はねない髪になるシャンプー選びのポイントは、
- アミノ酸系の低刺激な洗浄成分を使っている
- キューティクルを補修する成分を使っている
- 保湿成分が含まれている
の3つが重要になります。
髪がハネるのは、乾燥によるくせ毛と原因は同じですから、くせ毛対策用のシャンプーを選ぶのがいいでしょう。
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2.その他のはねる原因
乾燥以外にもはねる原因となるものがありますので見ていきましょう。
2-1.頭のつむじの根元の向き
頭のつむじの流れを見てみると、日本人の8割以上が左の根元は前、右の根元は後ろに生えています。
つむじの根元が前向きですと毛先は内巻きになりやすく、根元が後ろを向きの場合は毛先は前や外にはねやすくなってしまうのです。
このような根元の流れに逆らってブローしたりするのもはねる原因になります。
2-2.ヘアカットの状態
ヘアカットの状態によっても髪がはねやすくなる場合があります。
ヘアスタイルとしては、ボブで伸びた状態の時です。
ちょうど、髪をロングにしようと伸ばしかけている方に多い髪型です。
肩を超えるとそれほどはねなくなるのですが、肩にあたる位の長さだったり、サイド等に段がつきすぎているときや髪の量をすきすぎているときには湿気などが原因ではねやすくなってしまいます。
頭の形に合っていないヘアスタイルもはねの原因になります。
2-3.髪を自然乾燥させている
シャンプーの後、タオルで水分を吸収しただけで、後は自然乾燥に任せる人もいますが、これもはねの原因になります。
髪はぬれたままの状態だと、キューティクルがはがれやすくなり、髪に必要なタンパク質や水分が外へ流れ出てしまいやすくなります。
結果として髪が傷み、はねやすくなるのです。
2-4.根元がつぶれている
髪がはねるというと毛先だけで考えられがちですが、傷んで、栄養があまりない髪の根元はつぶれてしまい立ち上がらないといいます。
これも髪がはねる原因と考えられます。
3.はねる髪の直し方
髪のはねが目立ってしまっているときにははねを直すことはもちろんですが、はねないように、前日からはね防止を心がけることも有効な対策となります。
3-1.お風呂上りにはすぐに乾かす
朝起きてからシャンプーされる方なら問題はありませんが、夜寝る前にシャンプーされる方も多くいらっしゃいます。
夜は疲れているのですぐに休みたいものですが、シャンプーの後には半乾きのまま寝ない事が大切です。
シャンプー後の髪の正しい乾かし方は、タオルなどで水分をよくとり、長い髪の人は髪をタオルに挟んでパンパンっとたたくようすることです。
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短い髪の人は頭をタオルで包み、タオルの上から指でもむようにして根元を乾かすと、ドライヤーの時間も短縮されて、髪の傷みも最小限に抑えることができます。
短時間で出来るちょっとしたことではねを防ぎやすくなります。
3-2.スタイリングで外ハネを直す
はねを直すスタイリング剤を使用するときは、乾いている髪よりも半渇きの髪に使用した方が効果が高いといわれています。
はねている部分を中心にしっかりとスタイリング剤をつけましょう。
その後、手グシやジャンボコームなどを使って髪型を整えていきます。
はねを直したい方に向かってドライヤーで乾かすとはねが直ります。
スタイリング剤を使わなくてもドライヤーとコテできっちりとスタイリングすることもできます。
髪を濡らし、根元を前に引っ張って乾かします。
右がはねやすい方は右側の髪を乾かすときに下を向いて、右の髪の根元を前に引っ張りながら乾かします。
左がはねている場合はこの逆です。
毛先だけを直してもはねの根本を直したことにならないからです。
まコテやストレートアイロン、ブラシなどで毛先を内に入れて押さえてあげるときれいな内巻きにすることが出来ます。
ただ、ヘアアイロンやコテは高温で長時間使うと、キューティクルのダメージの原因になりますので注意しましょう。
できるだけ低い温度で短時間ですませるようにしましょう。
4.髪がはねにくいヘアアレンジ
伸ばしかけの髪をおしゃれに決める方法としてパーマをあてるのも1つです。
ゆるくウエーブをかけるのも軽い感じになっておしゃれですし、パーマをかけた髪をバレッタなどで無造作に束ねるヘアスタイルも可愛くなります。
サイドにパーマをあてると綺麗に流れてくれるのでおしゃれに見えたりもします。
これだと忙しい朝やお出かけ前でも簡単にヘアスタイルが決まります。
パーマは髪が傷んでしまうからちょっと・・・と言われる方もいます。
忙しい朝でも簡単なのがコテやアイロンを使って巻き髪風にするヘアスタイルです。
コテやアイロンを髪全体に通すだけでクルリと丸いフォルムが完成します。
内巻きにすると清楚な感じの漂うヘアスタイルになります。
はねを利用して、毛先全体を外はねにしてもとてもかわいいのではないでしょうか。
遊び心いっぱいでおしゃれを楽しめます。
他にも、簡単に出来るヘアスタイルもあります。
- 髪を2つに分けてそれぞれを内側にひねります。
- 2束を合わせてむすび、少しずつ髪を引き出していきます。
ねじるだけの簡単ヘアアレンジです。
また上品な雰囲気の中にルーズ感もある遊び心いっぱいのヘアスタイルはいかがでしょうか。
- アシンメトリーに表面の髪をすくう。
- 中央でまとめてひねり、ミニクリップ等でとめます。
- 2のクリップを左下で下段の毛束をとめます。
小顔効果も期待出来るヘアスタイルはいかがでしょうか。あごのラインをほっそりみせる効果があります。
- 前髪を流れるようにアイロンで一巻きし、トップに逆毛を立てます。
- サイドで少しずつツイストさせて、丸めてからピンなどでとめます。
- スプレーで固定したら完成。
ちょっとアレンジのコツがわかると髪がはねてしても慌てる必要はありませんね。
まだまだアレンジ方法は数々ありますが、自分に合ったヘアスタイルをチョイスしてはねないヘアアレンジを楽しめれば良いかもしれません。