普段何気なく使っているシャンプー、しかし一回分の正しいシャンプーの量って、どのくらいか知っていますか?
シャンプー量は髪の毛の長さや量によっても違いがあるようです。
今回は正しいシャンプーの量や、泡立ちが悪い時の対処法などについて紹介します。
1.髪の長さ別!シャンプーの適量
現在売られているシャンプーの多くはポンプ式になっています。
そのポンプ一回分で出されるシャンプーの量はおよそ3ml~5mlほどです。
これを踏まえたうえで、髪の毛の長さに合わせたシャンプーの適量をみていきましょう。
ショート
ショートなら、ポンプ一回分のシャンプーが適量です。
3ml~5mlくらいの量であり、手のひらに乗せると500円玉程度の広がりになります。
ショートより短い男性の短髪やベリーショートなら、ポンプ半プッシュ分のシャンプーでも良いでしょう。
ボブ、セミロング
ポンプ2回分で出されるシャンプーが適量です。
およそ8ml程度、手のひらにいっぱい広がるイメージです。
ロングヘア
ポンプ3回分のシャンプーが適量です。
およそ10ml、3回目のプッシュは手のひらに乗らないかもしれないので、泡立ててシャンプーを頭皮に乗せた後、もう1度足してあげると良いでしょう。
このようにシャンプーの量は髪の毛の長さによって違いがあります。
ただ髪の毛の量によっても違いはあるので、自分の毛量によって適量を調節してみても良いでしょう。
2.泡立ちが悪い場合の対策方法
シャンプーをするときに、今日はなんだか泡立ちが悪いと感じることもあるでしょう。
泡立ちが悪い要因はさまざまありますが、代表的なものとして「髪を数日洗っていない」「頭皮に皮脂がたまっている」「ヘアスタイリング剤がたくさんついている」「スポーツをした後」といった状況のときに泡立たないことが多いです。
シャンプーの泡立ちが悪いと、すぐにまたシャンプーを足してしまう人もいるようです。
しかしシャンプーを過度に足してしまうとすすぎが不十分になり、かえって頭皮に悪影響を及ぼしてしまうこともあります。
そこでおすすめなのは「シャンプー前にしっかりと髪の汚れを落とす」ということです。
具体的にいうと、まず入浴前にしっかりとクシで髪の毛をとかします。
こうすることで髪の毛についているホコリや汚れが落としやすくなり、髪の毛の絡まりもなくなるので指通りが良くなります。
次にシャワーでしっかりと髪の毛全体をすすぎます。
おすすめは約2分間しっかりとシャワーで髪の毛をすすぐことです。
こうすることで髪の毛の汚れの約8割は落とすことができ、シャンプーをしたときに泡立ちが良くなります。
3.使う量が多すぎるとこんな問題が
シャンプーの適量を守らず、きれいに洗いたいからといって大量のシャンプーを使ってしまうとどのような影響が出るのでしょうか。
まずシャンプーには「洗浄成分」が入っています。
これは頭皮に付着している脂やフケ、ホコリなどを洗い流してくれる成分です。
適量のシャンプーを使うことにより髪の毛を清潔に保つことができますが、使う量が多すぎると頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまい、頭皮トラブルを起こす原因にもなります。
皮脂は適度に残ることにより、清潔感のある健康な頭皮を保つことができます。
しかし必要以上に皮脂を洗い流してしまうと、頭皮を守るために皮脂は分泌をうながされ過度に皮脂が増えることがあります。
これがいわゆるフケといわれるものの1つです。
つまりフケが目立たないよう大量のシャンプーを使うと、さらにフケを増やすことにもなりかねないのです。
またシャンプーの量は適量だけれども、泡立てずそのままシャンプー剤を頭皮に乗せてしまう人もいます。
泡立てていないシャンプーは刺激が強すぎるため頭皮には悪影響であり、フケやべたつきといった肌トラブルを起こすことにもなります。
シャンプーの際は適量を守り、しっかりと両手で揉み込むように泡立ててから髪の毛を優しく洗うようにしましょう。