髪がパサパサになる原因はたくさんあります。
大きく分けると
- 美容室でのダメージ
- 自分のヘアケアによるもの
- レジャーで受ける影響
- 体調によるもの
- 外的要因
の5つが考えられます。
細かく分けると30の原因がありますので、それぞれの対策をまとめてみました。
しっかりケアして最高のうるツヤ髪を目指しましょう!
美容室でのダメージ
美容室で受けるダメージが、パサつきの原因でもっとも大きいものになります。
しかも、美容室のトリートメントがパサつきの原因になることもあるんです。
1.パーマ
パーマは髪の毛の主成分であるたんぱく質の結合を切断し、形を変えた後に再結合させます。
これによって、元とは違った髪型にすることができるのです。
ですが、髪の内側の結合を無理やり切断して組み替えるため、髪の毛はダメージを受けてしまいます。
さらに、パーマ液はアルカリ性です。
髪は弱酸性の状態が一番いいので、アルカリ性の状態は髪に負担がかかっています。
美容室によってはパーマ液を除去しきれずに残ってしまう場合もあるので、美容室選びも慎重に。
そして、ダメージを蓄積させないためにも、パーマとカラーは同時にしないようにしたり、間隔を空けたりするようにしましょう。
2.カラー
髪の色を変えるには
- 染める
- 脱色する
- 脱色して染める
の3つの方法があります。
下にいくほどダメージは強くなりますが、どれも髪のキューティクルを無理やり開いて薬剤を浸透させますので、髪は内側からダメージを受けてしまいます。
キューティクルが開いてしまうと、そこから水分が抜けだして乾燥してしまいます。
カラーで髪が傷んでパサパサになるのはこのためです。
カラーによるダメージを減らすためには、染める回数を減らすのはもちろん、染める色を明るくしすぎないのもパサつきを防ぐのに効果的です。
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3.縮毛矯正
パーマと同じような工程になりますが、アイロンを使って真っ直ぐにするため、熱ダメージが強くかかります。
そのため、パーマよりパサつきが強く出やすくなります。
4.カット
髪をカットした断面から、水分が流出して髪がパサつきやすくなります。
これは切り方やハサミの手入れによっても影響を受けます。
もちろん、切れ味の悪いハサミほどダメ。
しっかりと信用できる美容師を見つけることが大切です。
5.美容室のトリートメント
パーマやカラーの後のダメージを補修するために美容室でトリートメントをすることも少なくないと思いますが、これがパサつきの原因になることも!
パーマやカラーで使った薬剤をきちんと除去できないままトリートメントをしてしまうと、薬剤が髪の内側に残り続けて傷んでしまうからです。
トリートメントが取れてきたころに、前より傷んでいるのはこのためです。
美容室でのダメージの対策方法
一番は、信頼できる美容師を見つけることですが、なかなか難しいものです。
なので、自分でできることはホームケア。
パーマやカラーをした後は、ダメージ補修力のあるシャンプーやトリートメントを選びましょう。
どんなシャンプーがあるかは、以下の記事を参考にしてみてください。
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自分のヘアケアによるもの
日頃のスタイリングや、間違ったヘアケアなどが髪のパサつきの原因になってしまうこともあります。
どんなものがあるかまとめてみました。
6.ブリーチ
家で行うブリーチも、アルカリ性の薬剤が使われているので、キューティクルが開いてしまってそこから水分が逃げだしやすくなります。
美容室のように薬剤の除去も難しいので、よりパサつきやすくなります。
7.白髪染め
白髪が気になりだしても、毎回美容室へ行くのは難しいので、自分で染めることもあると思います。
ですが、どうしてもパサパサになってしまいますよね。
その場合は、傷みにくい白髪染めトリートメントを使うなどで対策することができます。
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8.シャンプー
ドラッグストアなどで売られている低価格なシャンプーの多くは、硫酸系や高級アルコール系と呼ばれる、洗浄力がものすごく強い成分が使われています。
こういったシャンプーは、一回のシャンプーでも必要な皮脂まで洗い流してしまうため、パサつきの原因になります。
危険な成分は、硫酸系と呼ばれる洗浄成分。
次のような成分が該当します。
- ラウリル硫酸Na
- ラウレス硫酸Na
- ラウレス硫酸アンモニウム
これらが使われているシャンプーは、キューティクルがはがれる原因にももなり、これも乾燥の原因になっています。
9.ドライヤー
ドライヤーももちろん乾燥の原因になります。
髪を乾かすときは、オーバードライにならないよう、90%くらい乾かしたら残りは冷風で仕上げるのがポイントです。
最後に冷風で仕上げるときに、少し引っ張りながら乾かすと、くせやうねりが取れて真っ直ぐの状態でキープさせることもできます。
その際、キューティクルも整うので髪に艶も出るようになります。
くせ毛でパサパサな女性におすすめのテクニックです。
ドライヤーの選び方でも髪の状態が違ってきます。
ポイントは「風量」
温度よりも風の力でさっと乾かす方が、髪と頭皮への影響が少ないのです。
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10.ヘアアイロン、コテ
アイロンやコテは高温になるため、髪が乾燥してしまいパサつくようになります。
健康な髪でも耐えられるのは180℃で10秒ほど。
それ以上になると髪のたんぱく質の変質が起こってしまい、硬くなって乾燥してしまいます。
さらに、髪の表面のキューティクルまではがれてしまうことに。
高温で長時間当て続けないように、さっと巻けるようになりましょう。
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11.スタイリング剤
スタイリング剤で直接髪がパサパサになることは少ないと思いますが、髪が固まってしまう分、引っかかったり、摩擦などによって髪がダメージを受けてパサつきの原因になることがあります。
また、シャンプーしないで寝てしまったりすると、余計に摩擦による影響を受けやすいので、夜はちゃんとシャンプーで洗い落としてから寝るようにしましょう。
12.濡れたまま
お風呂上りにすぐに髪を乾かさないのもパサパサ髪の原因のひとつ。
髪は濡れた状態だとキューティクルが開いています。
キューティクルが開いたままの状態だと、水分が外に逃げ出して乾燥の原因になります。
もちろん、乾かさないで寝てしまうのは髪にとって最悪です。
髪は乾くとキューティクルが閉じる性質があるので、お風呂上りにはすぐに髪を乾かすようにしましょう。
13.ブラッシング
髪に引っ掛かりがあるのに、無理にブラッシングするとキューティクルがダメージを受けてパサつきの原因になります。
髪が絡まりやすい時は、少しずつ解くようにブラッシングしましょう。
14.タオルドライ
お風呂上りにゴシゴシ、バサバサ拭くようにタオルドライするのはNG!
濡れた髪はキューティクルが開いた状態なので、摩擦で簡単にはがれてしまいます。
キューティクルがはがれると、内側に水分をためておくことができなくなり、パサつきの原因になるのです。
優しくポンポンとタオルに水分を吸わせるようにしましょう。
15.シャンプーのし過ぎ
一日二回以上シャンプーをしていると、必要な油分まで洗い流してしまい、乾燥の原因に。
適度な皮脂は、髪の毛をコーティングして乾燥を防ぐ天然のオイルの役割を果たします。
パサつきを防ぐためには適度な皮脂を残しておく必要があるのです。
シャンプーは一日一回、どうしても二回する必要がある場合は湯シャンにするなどしましょう。
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16.ヘアケアをしていない
髪を伸ばしていると、毛先からパサつきやすくなってきます。
これは、毛先が一番長くダメージを受けているからです。
毛先のパサつき対策の方法はコチラを参考にしてみてください。
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レジャーで受ける影響
海のレジャーなど、特に髪が濡れるような状況に髪がパサつく原因が潜んでいます。
17.海
海水はアルカリ性のため、キューティクルが開いてしまい、パサつきの原因になります。
また、塩分や汚れが髪に付着することも乾燥の原因になります。
海から上がったら、髪の汚れを洗い流して、できればドライヤーで乾かしておくことがパサつき対策になります。
18.プール
プールには塩素が含まれているため、これが髪のパサつきの原因になると言われています。
海と同様、汚れに付着も乾燥の原因となります。
シャワーでしっかり汚れを洗い流しておきましょう。
19.温泉
温泉には、極端な強アルカリ性や強酸性のものが少なくありません。
髪は弱酸性の状態が安定しているのですが、ここから外れるとパサつきの原因になってしまいます。
できるだけ温泉のお湯が髪にかからないようにしましょう。
20.スーパー銭湯など
銭湯に備え付けられているシャンプーは、残念ながらあまり良いものがありません。
髪のパサつきを防ぐためにも、パサつき対策ができるシャンプーを持参しましょう。
もちろん、銭湯から上がったらすぐに髪を乾かしておきましょう。
21.岩盤浴、サウナ、トレーニング
岩盤浴、サウナ、トレーニングなど、汗をかく場合も注意が必要です。
地肌にたまった汗が頭皮環境を悪化させてしまうと、パサつきの原因になることがあります。
汗をかいた日は、地肌ケアができるようにしておきましょう。
体調によるもの
なかなか対策が難しい、体調の変化や年齢によるものでも髪がパサパサになることがあります。
22.老化
加齢によって、どうしても髪に含まれる水分量が減ってきてしまいパサつく原因になります。
髪の内側に浸透する保湿成分が使われたシャンプーやトリートメントを使ったり、アウトバストリートメントで外側から保湿する必要があります。
23.ホルモンバランス
ホルモンバランスの変化によっても髪がパサつくことがあります。
美しい髪を保つ女性ホルモンが減少することで、髪に影響を与えることがあるからです。
ストレスをため込まないなど、生活の見直しが必要になります。
24.血流の悪化
運動不足などによって、血流が悪化すると、毛根に栄養が届きにくくなるためパサつきの原因になります。
適度な運動やストレッチを取り入れて、首回りの血流を改善しておきましょう。
25.食生活
乱れた食生活も、やはり髪がパサパサになる原因になります。
バランスの取れた食事をすることで、髪にも栄養がしっかり届き、ツヤのある髪を育てることができるのです。
外的要因
最後に、紫外線など、外から受ける影響についてまとめてみました。
26.紫外線
紫外線の力は強く、キューティクルにダメージを与える原因になります。
夏に髪の紫外線対策をしていなかったら、秋冬にそのダメージが一気に現れパサパサになってしまいます。
日傘や帽子で紫外線対策をしておきましょう。
冬でも意外と紫外線は強いもの。
「でも、さすがに冬に日傘は・・・」
という方にはヘアオイルがおすすめ。
洗い流さないトリートメントとしてお出かけ前に使えば紫外線対策にもなりますし、乾燥を防いでパサつきの対策にもなります。
27.ほこり、排気ガス
ほこりや排気ガスの粒子が髪に付着すると、髪の水分を吸い取ってしまいます。
その結果、髪がパサついてしまうのです。
髪が汚れている日はその日のうちにシャンプーで落としましょう。
これも、洗い流さないトリートメントを使うのが対策に効果的です。
28.エアコン
冬になるとエアコンの風で髪が乾燥しやすくなってしまいます。
直接エアコンの風に当たらないように注意しましょう。
パネルヒーターやオイルヒーターなどの風が出ない暖房器具だと安心です。
29.摩擦
髪の摩擦はキューティクルにダメージを与えるため、パサつきの原因になります。
主に寝ているときの枕との摩擦が原因。
できれば摩擦が起こりにくいシルクの枕カバーなどに変えると、摩擦によるパサつき対策ができるでしょう。
30.静電気
静電気は髪にダメージを与えるため、パサつきの原因になってしまいます。
しかも、パサついた髪ほど静電気が起こりやすいので、どんどんパサつきやすくなってしまうのです。
対策としては、アウトバストリートメントが効果的。
保湿することで静電気を発生しにくくすることができます。
うるツヤ髪にする方法
ここまで30個の髪のパサつきの原因を見てきました。
うるツヤ髪にするための攻めのヘアケアとしては、やはりシャンプーとトリートメントの見直し。
ドラッグストアで買えるようなシャンプーだと、どうしても髪の内側に浸透するような成分が使われていないので、保湿力が足りません。
髪の内側から潤すような、少し特別なシャンプーを選ぶ必要があります。
どんなシャンプーがあるかは、以下のページにまとめていますので、参考にしてみてください。
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また、ヘアオイルなどのアウトバストリートメントも効果的。
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