カラーリングやパーマ、ドライヤーや紫外線など、髪や頭皮は日々さまざまなストレスにさらされています。
そんな髪や頭皮をいたわるためには、シャンプー選びも大切です。
なかなか自分にあったシャンプーが見つからないなら、手づくりしてみてはいかがでしょうか?
こだわりの手作りアロマシャンプーなら、悩みに合わせて簡単・リーズナブルに美髪を目指すことができます。
1.手作りアロマシャンプーの材料
手づくりアロマシャンプーの材料はとてもシンプルで、市販の無添加・無香料のシャンプーとエッセンシャルオイルだけです。
材料が少ない分、ベースのシャンプーはとても重要になります。
合成界面活性剤やシリコン、合成着色料や香料・パラベンなどは髪や頭皮にとってダメージとなる場合があるので、手作りシャンプーにはこれらの成分が入っていない無添加のものを選ぶのがおすすめです。
石けんシャンプーを使用する場合は洗うと髪がきしむことがありますが、これは普段弱酸性に保たれている髪や肌が、石けんによってアルカリ性に傾くから。
きしみが気になる場合は、洗面器にためたお湯に少量の酢やレモン汁、クエン酸などを入れ、洗い終わりにかけると指どおりが良くなります。
エッセンシャルオイルは、黒髪を美しく保つといわれるローズマリーをはじめ、皮脂バランスを整えてくれるイランイラン、フケを抑制するクラリセージやタイム、保湿効果のあるネロリやローズなど、それぞれ違った効能があります。
そのため、相性の良い香りや、髪の悩みに合わせ、いくつかブレンドするのもおすすめです。
- ビーカー
- マドラー
- シャンプー容器
- 消毒用エタノール
- 市販の無添加・無香料のシャンプー150ml
- 好みのエッセンシャルオイル30滴
2.アロマシャンプーの作り方
STEP1
手作りシャンプーを作る場合は、なるべく雑菌が入らないようにすることが大切です。
ビーカーやシャンプー容器などの道具は、ガラス製の場合は煮沸消毒を、プラスチックや樹脂製の場合は消毒用エタノールを入れてシャカシャカと振り、中身を捨てて乾かしておきます。
ポンプ部分などは消毒用エタノールを含ませたコットンなどでふき取るようにしましょう。
消毒後は容器の内側に素手で触らないようにします。
STEP2
ビーカーにシャンプーを入れ、エッセンシャルオイルを加えてマドラーでよくかき混ぜます。
あまり激しく混ぜると泡立ってしまうので、ゆっくりと下からすくいあげるように優しく混ぜていきます。
STEP3
用意したシャンプー容器に2を流し込み完成です。
3.手作りシャンプーの使用上の注意
無添加や自然素材のものは低刺激で肌にも優しいイメージがありますが、エッセンシャルオイルの原液は刺激が強いため、扱いには注意が必要です。
エッセンシャルオイルには、植物などから抽出した有効成分がギュッと凝縮されています。
そのため、少量でも効果が得られる反面、原液が肌につくと炎症を起こしてしまう場合もあります。
「多く入れた方が効き目が高そう」と思う方もいるかもしれませんが、容量はきちんと守るようにしましょう。
体質によっては合わないエッセンシャルオイルもあるので、シャンプーの使用前には腕などの目立たない場所でパッチテストをしておく方が安心です。
刺激が強いと感じたら、肌への使用は避けるようにしてください。
また、柑橘系のエッセンシャルオイルなどに中には、紫外線に当たるとシミややけどの原因となる光毒性を持つものもあります。
もしシャンプーにこれらのエッセンシャルオイルを加えたい場合は、シャンプーの使用後5~6時間は日光に当たらないようにしましょう。
エッセンシャルオイルは、正しく使えば肌や髪にうれしい効果がたくさんあります。
また、いろいろな香りで気分を変えられるのも大きな魅力です。
手づくりのアロマシャンプーは、リーズナブルなうえ簡単なので、いくつか作って気分やコンディションによって選ぶのもおすすめです。