髪の毛がチリチリのビビリ毛になる理由には次のようなものがあります。
- 縮毛矯正の失敗
- パーマのし過ぎなどによる髪のダメージ
- 毛穴に皮脂が詰まっている
- 加齢で髪質が変わった
- 生まれつき、遺伝
生まれつきのものでなければ、自宅でのヘアケアでもある程度改善できます。
それでは、原因ごとに、どのようなヘアケアをすればよいのか、詳しく見ていきましょう。
縮毛矯正の失敗によるビビり毛は修復できるの?
美容室で縮毛矯正をしてもらったら、ビビリ毛になってしまったという方も少なくありません。
原因は美容師のミスで、薬液によって髪の毛が軟らかくなりすぎてしまったからです。
縮毛矯正によるビビリ毛は修復できますが、技術が必要なので、本当に修復できる美容室が少ないようです。
ビビリ毛を治してもらおうと美容室へ行ったら、余計に悪くなったという話も良く聞きます。
美容室で修復してもらう場合は、慎重に美容室を選んでください。
心配な場合は、修復をあきらめてカットしてしまう方が確実です。
カットしても、傷んでしまった部分はある程度残ってしまうでしょうから、自宅でのヘアケアもしっかり行いましょう。
PPTなどの補修成分が使われているシャンプーやトリートメントを使えば、髪の内部に浸透して髪を強くしてくれます。
以下の記事で詳しく説明していますので、興味があればチェックしてみてください。
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パーマやカラーによるダメージでチリチリに・・・
髪が傷みすぎると、チリチリのビビリ毛になってしまうことがあります。
その原因には、パーマやカラーを頻繁に繰り返していたり、アイロンやコテの熱ダメージなどがあります。
カラーの場合は、自分ですることが多い人がなりやすいようです。
パーマやカラーの頻度は最低3か月に一回。
これ以上の頻度でやると、ダメージが蓄積してチリチリになってしまう可能性が高くなってきます。
毎日ヘアアイロンやコテを使ってストレートにしている女性も要注意!
髪は熱に弱いので、高温で長時間やるとすぐに傷んでしまいます。
チリチリになった髪はすでに傷んでしまっているので、それをアイロンで伸ばそうとすると、さらに傷んで悪化してしまうのです。
自宅でのヘアケアをしっかりしよう!
チリチリになってしまったビビリ毛は、完全には元に戻りませんから、ひどい部分はカットして、あとは毎日のヘアケアで改善していきましょう。
基本は補修力のあるシャンプーを使ってケアを行っていきます。
どんなシャンプーがあるかは、ダメージケアシャンプー一覧をご覧ください。
毛穴の皮脂が詰まりがチリチリ毛の原因に
シャンプーで皮脂をしっかり落としきれていなかったり、トリートメントをすすぎ残していたりすると毛穴に詰まり、酸化して固まってしまいます。
そうするとなかなか取れなくなり、詰まった毛穴から生えてくる髪はうねってチリチリになってしまいます。
たまに部分的に数本だけチリチリの髪が生えてくる場合などは毛穴の詰まりが原因かもしれません。
毛穴の詰まりは頭皮クレンジングで解消
酸化して硬くなってしまった皮脂は普通にシャンプーしてもなかなか取れません。
頭皮クレンジングが必要になりますが、クレンジングシャンプーを使うより、オイルクレンジングがオススメです。
皮脂も油ですから、オイルでを使うことで混じり合って溶かして洗い流すことができるのです。
クレンジングシャンプーと違って頭皮にダメージを与えないのがおすすめポイントです。
ただし、しっかりシャンプーとすすぎで洗い流さないと、オイルが頭皮に残ってしまっては意味がありませんので注意しましょう。
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頭皮クレンジングの効果!最強?炭酸オイルクレンジングとは
頭皮クレンジングはクレンジングシャンプーよりオイルクレンジングや炭酸クレンジングがおすすめ。地肌ダメージを防いで頭皮ケア効果もあります。特におすすめは炭酸オイルクレンジング。2つの効果で地肌ケアとヘアケアが同時にできてしまいます。
加齢で髪がチリチリになるのはなぜ?
女性は35歳を超えた頃から髪質が変わってくると言われています。
40代に入り加齢が原因で髪がチリチリになってしまったという女性も多いようです。
髪の傷みが原因としてゆがんだ毛穴から生える髪からゆがみが出てくるため、髪の根本から髪がすでにうねってチリチリ髪になってしまいます。
くせ毛の人は頭皮の中から毛穴がカーブしており毛根が曲がった部分にあります。
そして本来ならまっすぐに生えてくるはずの髪がカーブした毛穴を通って生えてくるので髪が自然と曲がってしまうのです。
頭皮のたるみ解消が必要
生まれつきの場合は改善するのは難しいですが、加齢などによる頭皮のたるみによってできる毛穴のゆがみが原因なら予防や改善ができます。
頭皮マッサージをすることで地肌のたるみの予防や改善ができます。
30代後半からは髪と頭皮のアンチエイジングを始めるとチリチリ髪の予防効果は高いでしょう。
ヘアケアだけでなく、頭皮ケアも大切になってくるのです。
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35歳過ぎたら始める!頭皮ケアエッセンスでエイジングケア
女性は35歳頃から女性ホルモンの減少が始まるため、その影響で髪と頭皮にエイジングトラブルが起こります。できるだけ長く美しい髪を維持したいなら、早めに頭皮のエイジングケアを始めることが大切です。
チリチリ髪は遺伝の場合も
チリチリの髪質の人は強いくせ毛の人ですが、髪の断面が円形ではなく楕円や歪んでしまったタイプの髪質です。
実際にその原因の多くは遺伝やうまれつきなのですが、元々毛根が歪んでしまっている場合や、ケラチン繊維が偏り分布してしまっていることで強度のくせ毛になることもあります。
両親のどちらかがくせ毛の人は高確率で強いくせ毛が遺伝すると言われています。
くせ毛は優性遺伝と呼ばれているので、両親のどちらかがくせ毛の場合は高い確率で遺伝してしまうのです。
日本人は特にストレートヘアーが多いようなイメージですが実際は半数以上の人がくせ毛で悩んでいるとも言われています。
ここまで原因ごとのビビリ毛、チリチリ髪の解消法をご紹介してきましたが、他にも手軽にできる方法はないのでしょうか?
根本的な改善とはいきませんが、とりあえず今日、髪をまっすぐにしたい!という方にドライヤーやアイロンを使った方法をご紹介します。
お家でできる、お手軽ストレートヘア
美髪を作るドライヤー法
チリチリ髪を改善していきたい人は髪の毛が濡れている状態でいきなりドライヤーを当てるのは良くないのでやめましょう。
まずはしっかりタオルで髪の水分を吸い取ってあげることが大事です。
その際髪をあまりゴシゴシと激しくこすったり、乱暴に扱わないように注意しましょう。
髪の毛を優しく包み込むように軽く抑えるように拭って、髪をタオルの上からポンポンと叩きましょう。
そしてドライヤーをする時に頭皮の近くから当てる人がいますが、ドライヤーは髪から20センチほど離すことが大事です。
はじめのうちは強風で行い、髪の毛を手で持ち上げるような形で根元から温風を当てていきます。
そして髪全体が80%ほど乾いたら今度は冷風に切り替えて、くしをつかってブローしていきましょう。
冷風を最後に当てることで髪のキューティクルが収縮するので自然とサラサラヘアーに近づけます。
ヘアアイロンでストレートヘアに
あまりにも髪がチリチリ髪の場合は自分でストレートヘアにできるヘアアイロンで対処する人もいます。
そして自分でヘアアイロンを行う時は髪の毛を守りながら縮毛矯正効果をよりアップさせるヘアクリームなども一緒に使うことでストレートヘアに近づけます。
くせ毛のメリットには髪にボリュームが出やすい部分もあるので、これを上手く利用するように髪のアレンジをすることでお洒落な髪型も再現できますよ。