多くの人は、当たり前のように毎日髪を洗っているのではないでしょうか。
ですが、シャンプーをしすぎると髪や頭皮に悪影響を及ぼすことがあります。
今回はどのような影響があるのか説明し、理想的なシャンプーの頻度についても紹介します。
1.シャンプーのしすぎによる悪影響
髪に付いた汚れのなかには、お湯だけできれいに流せるものもあります。
お湯だけでは落とせない汚れやにおいを取り除くのはシャンプーの役割です。
それだけの洗浄力があるので、洗いすぎると髪や頭皮に負担をかけることになります。
どんな問題があるかというと、
⇒頭皮が乾燥しやすくなる
⇒乾燥によるかゆみを感じる
⇒掻きむしって傷口にニキビができたり、炎症や出血する
⇒はがれ落ちた頭皮の角質層が脂分と混じり合うことでフケができる
などといったことが起こります。
また、薄毛や白髪が増えるといったことも起こります。
⇒皮脂が大量に分泌され、べたついた状態になる
⇒皮脂で毛穴がつまり、髪の成長が妨げられる
⇒抜け毛や薄毛の原因になる恐
⇒頭皮環境が悪くなると、メラニン色素を作るメラノサイトの働きが低下する
⇒メラニン色素が正常に作られず、白髪が増える
といったことになるのです。
では逆に、シャンプーをしないとどうなるのでしょうか?
2.シャンプーを毎日しないとどうなる?
シャンプーのしすぎが良くないなら、毎日するのはやめようと思う人も多いのではないでしょうか。
当然ですが毎日シャンプーをしないと、毎日する場合より髪が汚れている状態が長く続くことになります。
特にスポーツやアウトドアを楽しんだ日は、汗や土ぼこりなどで汚れやすいです。
一方でそのような活動をしていない日でも、髪は自然に汚れていきます。
たとえば、空気中には目に見えないような小さなほこりやダニが舞っています。
そのため日常生活を送っているだけでも、髪にそれらが付着するのは避けられません。
枕カバーが汗やダニの死骸などで汚れていると、寝ている間にも髪は汚れてしまいます。
さらに手やバスタオルが髪に触れたときに、汚れや雑菌が移ってしまうケースも少なくありません。
肌のターンオーバーによって垢になった皮膚なども付着します。
このように毎日髪が汚れる要素が多くあるので、常に清潔な状態に保つのは困難です。
毎日シャンプーをしなければ、その分だけこのような汚れが蓄積していきます。
その結果、それらを養分として雑菌やダニが繁殖しやすくなります。
3.理想的なシャンプーの頻度は?
毎日洗わないと汚れが蓄積していきますが、シャンプーをしすぎるのも良くありません。
そういわれると、どのような頻度で洗えば良いのか迷ってしまう人もいるでしょう。
オススメは、一日に一回シャンプーをすること。
ただし、シャンプーは低刺激で適度な洗浄力をもったものを選ぶ必要があります。
市販のシャンプーなど、洗浄力が強いもので毎日していると、乾燥やベタつきやすくなるといった問題が起こりますが、アミノ酸系シャンプーなどの低刺激なシャンプーを選べば、毎日シャンプーをしても髪や頭皮へのダメージは抑えられます。
そして、その日の汚れをその日のうちに落とすことで、頭皮も清潔な状態に保つことができ、地肌トラブルを予防することができます。
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アミノ酸シャンプーの効果とは?おすすめのシャンプーもご紹介
アミノ酸シャンプーとは、髪の主成分であるたんぱく質に似た成分で作られた洗浄成分を使った、低刺激なシャンプーです。女性の髪にたくさんの良い効果があります。ここでは、アミノ酸シャンプーのメリットと、おすすめのアミノ酸シャンプーをご紹介していきます。
元々皮脂の分泌が多く、アミノ酸系シャンプーではべたつくという方は、低刺激なクレンジングシャンプーも併用してみるのがいいでしょう。
オイルクレンジングと炭酸シャンプーが同時にできるシャンプーもありますので、そういったものを使ってみるのもいいのではないかと思います。