子供のころは天使の輪ができるほどつやつやだったのに、だんだんツヤがなくなってきたという方は多いのではないでしょうか。
ツヤがなくなる原因は、髪のダメージのうねり。
こういったことを引き起こしているのが、安いシャンプーを使っていたり、間違ったヘアケアによるものです。
ここでは、サラツヤ髪になるシャンプーと、髪にツヤを出す正しいヘアケアの方法をご紹介していきます。
1.髪にツヤがない原因
髪にツヤがない原因は2つあります。
- キューティクルがはがれている
- 髪にうねりがある
順番に見ていきましょう。
キューティクルがはがれている
キューティクルは髪の一番外側の膜で、表面が整っていることで光をキレイに反射してツヤがあるように見えます。
よく耳にする「キューティクル」という言葉は、髪の表面の組織のことを言います。
キューティクルが整った状態であるなら、健康的な髪だと言えます。
反対に、キューティクルが傷んで、剥がれている場合はダメージヘアです。
キューティクルは健康な髪の毛の人でも1人1人違ってきます。
なので、指紋と同じで1本の髪の毛からでも、誰のものかがわかるようになっているのです。
髪にうねりがある
くせ毛などで髪にうねりがあると、光がキレイに反射しないため、髪に艶がないように見えてしまいます。
くせ毛になる原因は色々ありますが、キューティクルがはがれてしまうこともくせ毛の原因になります。
キューティクルがはがれてしまうと、髪の毛の内側にあるタンパク質や水分が失われてしまいます。
それによって、乾燥して硬くなり、くせ毛やうねりの原因になります。
くせやうねりで髪がまとまらなくなると、光がきれいに反射しなくなるのでツヤがないように見えてしまうのです。
参考:なぜくせ毛になるの?
キューティクルがはがれたり、うねりが出たりするのは、実は日ごろの間違ったヘアケアによるところが大きいんです。
髪のツヤがなくなる間違ったヘアケアをしていないかチェックしてみてください。
2.ツヤがなくなる間違ったヘアケア
髪にいいと思ってやっていることが、実は逆で、髪にダメージを与えてどんどんツヤがなくなっているかもしれません。
サラツヤ髪にNGなヘアケアをご紹介していきます。
シャンプー
硫酸系と呼ばれる低価格なシャンプーを使っているとツヤが失われます。
硫酸系シャンプーとは、ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naなどの成分が使われていて、洗浄力がとても高いシャンプーです。
こういったシャンプーはキューティクルをはがしてしまいますし、必要最低限の皮脂まで洗い流してしまうため、髪のツヤがどんどん失われていってしまうのです。
また、シャンプーのやり方にも注意!
特に髪が長い女性は、シャンプーを泡立てるのに髪と髪をこすり合わせて泡立てていませんか?
濡れた髪はキューティクルが開いてはがれやすくなっています。
こすり合わせると摩擦で簡単にはがれてしまうのです。
タオルドライはバサバサしている
タオルドライのときも摩擦に注意!
バサバサっと摩擦が起こるような拭き方をしていませんか?
タオルドライは摩擦が起こらないように、タオルを髪に押しあてて、こすらないようにして乾かすのがポイントです。
髪は自然乾燥
ドライヤーの熱ダメージを気にして、髪を自然乾燥しているという女性もいますが、逆効果!
髪が濡れたままだとキューティクルが開いたままなので、ダメージを受けやすい状態です。
さらに、髪の内側から水分が流れ出やすくなっているので、乾燥してうねりが出やすくなってしまいます。
髪を乾かさないで寝る
面倒だからと髪を乾かさずに寝るのももちろんNG!
枕との摩擦でキューティクルがダメージを受けてしまうだけでなく、枕に髪の内側の水分を吸い取られて乾燥してしまいます。
また、髪は濡れた状態だと柔らかいので、枕に押しつぶされて髪にクセが付いてしまいます。
乾燥すると、クセがついたままで固まってしまいますので、ツヤが出ない髪になるのです。
自分でヘアカラーをしている
傷んだ髪はもちろんツヤがなくなります。
特に自分でヘアカラーをするのが危険!
市販のヘアカラーは、だれでもしっかり染まるように、薬液が強めに作られています。
傷んだ髪はパサパサでしなやかさもないため、硬く、うねった状態になり、ツヤが失われてしまうのです。
美容室でやってもらったとしても、カラーやパーマを頻繁に繰り返していると、ダメージが蓄積されてツヤがなくなっていきます。
3.サラツヤ髪になるシャンプーの選び方
サラツヤ髪になるためには、
- キューティクルを補修する
- くせやうねりをなくす
- 髪が軽くてしなやか
この3つが条件になってきます。
まずキューティクルですが、シャンプーやトリートメントでダメージを補修することができます。
CMC(細胞膜複合体)と呼ばれる成分が使われているシャンプーやトリートメントを選びましょう。
CMCははがれかけたキューティクルを再びくっつけて閉じた状態に近づけてくれる成分です。
CMCは特別な成分なので、安価なシャンプーには使われていないため、少し価格は高めになります。
その分効果は感じられるでしょう。
くせやうねりをなくすためには、キューティクルの補修に加え、髪の保湿が必要です。
しっかり内側に潤いを与えてくれるシャンプーを選びましょう。
3つ目ですが、ツヤがあるだけでなく、サラサラな髪を目指すなら、しっとり系で重めの仕上がりになってはいけません。
軽くて、でも潤いがあってしなやかな髪というのが目標です。
3つすべての条件を満たすシャンプーはなかなか難しいのですが、一つだけおすすめのシャンプーがあります。
ハーブガーデン
アミノ酸系洗浄成分で、低刺激なオーガニックシャンプーです。
CMCとして、ペリセア(表示名:ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)が配合されていて、キューティクルを補修してくれます。
保湿成分としては、ヒアルロン酸、セラミド、ラフィノースなどの高保湿成分が贅沢に使われています。
無駄なコーティング効果がないため、仕上がりは重くならずに軽いのにツヤがあってしなやかな髪になります。
■公式ページへ
>>ハーブガーデン
4.髪にツヤを出す方法
シャンプーを見直したあとは、正しいヘアケアでサラツヤ髪をキープしてください。
傷んだ髪はトリートメントで補修
カラーやパーマ、縮毛矯正などで傷んで、切れ毛や枝毛、アホ毛だらけではサラツヤ髪には程遠い状態です。
髪の内側までしっかり浸透して補修することができるトリートメントでダメージケアをしましょう。
安いトリートメントは、表面をコーティングするだけで補修効果がほとんどありません。
本当に効果があるトリートメントを選びましょう。
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おすすめのトリートメント5つを厳選(インバス編)
おすすめのトリートメント(洗い流すタイプ)を5つご紹介します。また、髪質に合ったトリートメントの選び方もお教えします。
アイロンやブローでうねりを伸ばす
ヘアアイロンを使うと、髪にツヤが出ます。
くせやうねりがなくなり真っ直ぐまとまった髪になると、反射した光が同じ方向に向かいツヤが出て見えます。
ただ、これは決して髪が健康になっているからではありません。
キューティクルは熱に弱く、アイロンを使い過ぎるとかえってダメージが大きくなってしまうので、毎日の使用は控えましょう。
ブローでうねりを抑えることもできます。
髪を引っ張ってうねりを伸ばした状態で温風で乾かしていき、乾ききる直前で冷風に切り替えます。
髪は冷えると形が決まりますので、まっすぐの状態でキープできるようになります。
ブラッシング
ブラッシングは思っている以上にツヤ髪に効果があります。
ブラッシングをすることで、皮脂が髪全体をコーティングするようになり自然な艶がでるようになります。
さらに、髪の水分量が一定になっていきますので、うねりを抑える効果もあります。
ヘアオイルでツヤ感アップ
シャンプーやトリートメントでキューティクルを補修したら、さらにヘアオイルを使ってツヤを出します。
ヘアオイルは髪の表面をコーティングしてツヤを出す効果もありますが、保湿効果によって髪のうねりを抑えることで、光が反射しやすい状態にすることができるのです。
ヘアオイルは紫外線対策にもなります。
紫外線によってもキューティクルがダメージを受け、重なり合っているキューティクルが剥がれます。
ヘアオイルで髪をコーティングすることで、紫外線から守る効果も出るのです。
サラツヤ髪にするなら、ヘアオイルの選び方には注意が必要。
ベタつきやすかったり、乾くとガサガサになるようなものはNGです。
ヘアオイルとして使いやすく、不要な成分が使われていない無添加なものがおすすめです。
以下の記事でどういうものがあるかをご紹介していますので参考にしてみてください。
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おすすめの洗い流さないトリートメント3つを厳選
オススメの洗い流さないトリートメントを4つ厳選してみました。ヘアクリームとヘアオイルを選んでしますので、髪質やなりたい髪にあわせて使い分けてみてください。
枕カバーを変える
枕ダメージもひとつの原因です。
人は寝ている間に何回も寝返りをうちます。
この寝返りで髪と枕に摩擦が起きて、髪を傷めてしまうこともあるのです。
枕カバーをなめらかなシルク素材の物に変えるのもひとつの方法です。
枕に水分を吸われにくくもなりますので、乾燥によるパサつきも防げます。
4.まとめ
サラツヤ髪になるためには、次の3つが重要でした。
- キューティクル補修ができるシャンプーに変える
- うねりを抑えて髪の表面を整える
- キューティクルをはがさないように注意する
3つのツヤを出す方法をおさえて、周りがうらやむようなサラツヤ髪を手に入れてください!
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